水中撮影の友






私が水中ビデオ撮影を始めたのは、SonyからHi-8が出た1991年。当時大学生だった身分で大枚叩いてTR705とSony純正ハウジングMPK-TRHを手にしたのが始まりでした。

それまでの馬鹿でかいハウジングとは比べ物にならない位の小ささ(当時としては)を見て
”これなら俺でも扱えそうだ”と思ったのと、やはり写真よりもミス無く撮影できるという事もビデオを選んだ一因でした。
当時ビデオ派はまだまだ少なく、パソコンなどというものも手元には無かったので、VHSに簡単に編集・ダビングしては楽しんでいました。

1996年、SonyよりPC7という超小さなデジタルビデオ(DV)が出現。丁度、ハウジングの度重なる故障(ハウジング内に入っているボタン類を操作する基板)にいい加減頭に来ていた私は、デジタルビデオへと乗り換えたのでした。
ちなみに、初代ビデオ&ハウジングは現在、某サービスでツアーに講習にと大活躍です。しかも故障無しで。。。(どうやら最後に取り替えた基板がようやく当たりだったようで)

こう振り返ってみると、Hi-8でもDVでも初期の頃に飛びついているミーハーな男だという事にやっと気づきました(笑)。
数年前まではサービスで非常勤ガイドをしていた身分でしたので、撮影は年2回の海外と年1〜2回の伊豆での撮影という非常に少ない撮影機会でした。

だから、なかなか上達しないんだろうか(笑)。



■VIDEO:Sony/DCR-PC7

【Sony DCR-PC7】  今ではすっかりビデオ派の主流となったデジタルビデオ。以前使用していたHi-8機に比べると格段の画質、そしてなんといっても小ささですね。
 購入の際に他機種も検討しましたが、SonyのVX-1000は値段は勿論の事、大きさ等を考えるととても私の扱うものでは無いと判断しました。 また、Victor等から出ていた機種も検討しましたが、水中での使い勝手等を考え結局、これに落ち着いた訳です。
 カメラが小さくなった他にバッテリーやテープも小さくなり、荷物がかなりコンパクトになりました。


■VIDEO HAUJING:DIV製

【PC7用ハウジング】  DIVにて\80,000位でした。購入時には他で発売されているものが無く、選択の余地なしでこれしかなかったと思います。本体はアクリル樹脂で作られている為、中が見えるようになっています。
 つまり、セットした後に外からOリングのチェックが出きるということです。

 大きさはカメラより一回り位大きいだけで重量も1000g(本体のみ)と今迄の ハウジングからは想像もつかない小ささです。
 スイッチ類は電源、フォーカス、スタートの3つで直接カメラのボタンを動かす仕組みになっているので、万が一水没してもハウジング自体が壊れることはありません。水没で壊れることはありませんが、水圧に対する強度がいまいち心配かなぁ。。。 確か45m迄は大丈夫という事でした。実際、45m迄は自分でも確認しましたので大丈夫なのでしょう。そう言い聞かせています。

 最近では他メーカでもPC7用のハウジングを作る所が出てきましたが、何しろビデオ自体の製品サイクルが早いので、ハウジングメーカとしても なかなか製品として出しにくいのが現状ではないでしょうか。現在は、グリップやスイッチ類の形状が少々変わっているようで、Sea&Sea製のワイコンを外から取り付けられるようになっています。
 他メーカー製ではワイコンが中付けという、1Dive中にマクロ・ワイドどちらかしか撮影できないという、もったいない構造の物もあるようです。
 やはり、ワイコンは外付けで臨機応変にマクロ・ワイドとやれるのがビデオの良いところだとは思うのですが。。。


■VIDEO LIGHT:Sony/HVL-20DW

【Sony HVL-20DW】  このLight、小さい割にGOODだと思います。10/20Wの2灯切替え式で用途に応じて使い分けられるし、明るさも素人が使うには十分だと思います。
 値段も売値で1万円以下で入手可能ですし、バッテリーはリチウムバッテリーを使用。バッテリーを装着しても軽いもんです。 充電時間は1時間もあれば完了し、連続使用時間も50分程度はOKです。よって、予備のバッテリーを一つ用意しておけば、1DIVEずつ交換する事が可能。
 ちなみにこの型は製造中止になっていて、現在は後継機種がでています。
 またSEA&SEAからも同程度のライトが出ていますが、充電に15時間近くかかる上に、バッテリーがニッカド、連続使用時間も30分未満と、お寒い状況。


■LIGHT HAUJING:DIV製

【ライト用ハウジング】 DIVにて\20,000。1灯と2灯の切替えがハウジングからも可能となっていますが、つまみが小さく少々回しにくい感じがします。
 ライトが小さいから当然ハウジングも小さいし重量も880g(ライト、バッテリー込み)と 軽いもんです。ライトにインフォリチウムバッテリー(NP-F730)を装着してJustになるよう作られています。


■ARM:Sea&Sea/Sea Arm V
■ワイコン:Sea&Sea/スーパーワイドコンバージョンレンズ16mm SWL-16

【SEA&SEA SEA Arm V/スーパーワイドコンバージョンレンズ16mm SWL-16】  アームが組み合わせによって2種類の長さから選べるし、自由に動きそうだったもんで選んでみました。ちなみに、中央下に写っているシルバーの板が ハウジングとアームとの接続に使うベースで、これをハウジングの下にSetし、アームを左から出しています。
 また、アームについている丸い輪は、ワイコンを水中で外したときに取り付けておくためのもので、自分で取り付けました。カメラ用品のステップアップリングの様な物だったと思います。


■フルセット

【セットするとこんな感じになります】  ワイコン、ライトをセッティングするとこんな形になります。欲を言えばライトがもうひとつ欲しいところですが、我慢我慢。
 アームとハウジングをつなぐステーのせいで、陸上で置いた時のバランスが少々悪いのが難点ですが、水中でのバランスは良いほうではないでしょうか。
 ワイコンとフィルターは水中での脱着が可能なので、ワイド、マクロ共に臨機応変に対応できます。これが水中で取り外しできない製品も出ていたりするのに比べると宜しいんではないでしょうか?


■FILTER:Sea&Sea

【SEA&SEA製】  デジタルと言えども水深の深い所では光が届きませんから全体的に青っぽく写ってしまいますから、やっぱりFilterは必需品ですね。 以前は、Sony製品を改造して使用していましたが、ワイコン購入に併せてSea&Sea製のフィルターに切り替えました。
 ゴム紐をアームに引っ掛けて、水中での脱着にも対応できます。


■BAG:Lowepro

【Lowepro製カメラバッグ】  これはカメラ量販店で購入したカメラ用ソフトバッグ。この中にビデオ、ハウジング、アーム、テープ、バッテリー、コード類等々、必要なものは全て収まりきります。普段の収納もこれです。
 ハードケースも考えましたが、結構重いんですよね。折角カメラが軽くなったのに意味が無い。おまけに、飛行機では機内持ち込みする訳だし、これといってソフトケースで困ることも無いんではないかと思いました。
 カメラバッグなので、当然クッションも万全、中は自由な大きさに仕切れるようになっていて、それぞれの大きさに合わせてピッタリにしてあります。肩ベルトや雨対策にカバーも完備、ポケットも多く身の回りの物も収まり、至れり尽せりではないでしょうか?





1.ライト使用・不使用の基準
基本的に、被写体から距離が1m以上離れている場合は光が余り届かないので、マクロでの使用が中心となってきますね。
また水深にもよりますが、どうみても燦燦と太陽が照りつける水深2m程の場所では必要無いでしょう。やはり水深5m程度を境に太陽光の入り具合(明るさ)等を中心に、何度か自分でテストしてみたほうが良いでしょうね。


2.フィルター使用・不使用の基準
ライトとの同時使用は、まず止めたほうがいいですね。真っ赤になってしまいます。
後は、ライトと同様明るい海では水深5m程度を境に装着した方がよいでしょうか。しかし、太陽光の入り具合によってはそれ以浅でも装着した方が良い場合もあるし、逆に以深でも外したほうが良い場合もある。と、結構難しいんですよね。ちなみに、伊豆の様な海では、殆ど付けておいた方が良いかもしれません。
後は、余裕があればフィルターとライトのON,OFFの組み合わせで何パターンか撮影してみると良く違いが分かると思います。


3.ハウジング内の曇り止め
私も、ビデオを撮り始めた時は、1、2度ありましたが、ハウジング内の曇り。
レンズが曇った日にゃぁ、悲しくなりますよね。
多分皆さんもこれには既に対処法をお持ちだと思います。
なに、まだ御存知でない?では、簡単に出来る2つの対処法をお教えしましょう。って、基本的な事ですけどね。
  • 陸上で直射日光の当る場所に置かない。置く場合は、上からタオルや濡らしたタオルをかけておく。こうすることで、ハウジング内の温度が上昇する事を避け、水中に入ったときの急激な温度変化を回避する。
  • 使用する前日から、大き目のシリカゲル(乾燥剤)をハウジング内に入れておく。こうすれば、ハウジング内の湿度が低くなり、曇り等の防止になるはずです。
さて、皆さんいかがでしょう。



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