バイト先のプールで、事務所の人が「A君から預かり物」と大きな封筒を差し出した。
中に入っていたのは、友人Aの所属する某市消防の水難救助隊のチームTシャツ。
「明日、大会だからそれ着て見においでよ、だって」
という事で、翌日見に行ってきました。
皆さんは「水難救助隊」という部隊が消防に存在するのをご存知でしたか?
私も、友人が所属しているので知っていましたが、以前はその存在は知りませんでした。
日頃から、プールで体力づくりや訓練、そして川での訓練をこなしているそうです。
友人に、「一度、川に潜りに来いよ」と言われてますが、あの川には・・・。
遠慮しときます(笑)。
その「水難救助隊」の面々が年に1回、日頃の訓練の成果を競い合う大会が「消防救助技術指導会」というものです。因みに、いわゆるレスキュー部隊の「陸上の部」もあるそうですよ。
この大会、各都道府県大会→関東大会→全国大会と各大会の上位者が進出する仕組みになっているみたいです。
9:40頃会場に到着するとまだ開会式の前でした。
スタンドはまだガラガラ。開会式はさすが消防ですね。役員、選手共にビシッとした整列です。
競技開始の頃になると、スタンドには各消防本部の上司らしき方々や応援の消防署員の姿があちこちに。
恐らく、一般人は数名だったでしょうね。
種目は下記の7つです。写真も交えてご覧下さい。
- 複合検索 <標準所要時間40秒 各人の持点100点>
マスク、スノーケル及びフィンを装着して、スノーケリングで障害物(救命浮環)を突破しながら水中のリング4個を検索して引揚げ、ゴールに到達するまでの安全確実性と所要時間を評価します。

スタートは、こんな体勢です。

最初の障害物までは、いわゆる水面移動。水泳でいうバタ足を
する選手が殆どでしたが、数名ドルフィンキックをする選手も。

最初の障害物を突破した後、潜水で次の障害物まで移動です。
途中、水中に沈められたリングを拾って通過します。
二つ目の障害物突破後は、再び水面移動となります。 |
- 基本泳法 <標準所要時間40秒 各人の持点100点>
水難救助の基本泳法2種類(抜き手、平泳ぎ)で25mずつ泳ぎ、その安全確実性と所要時間を評価します。

通常の水泳競技と違って、スタートはこんな感じ。
溺者から目を離さない為ですね、この後顔を上げたまま泳ぎます
(抜き手)。 |
- 溺者搬送 <標準所要時間42秒 チームの持点200点>
スタート地点から20メートル先の要救助者(溺者)を、チンプールで確保した後、ヘアキャリーにより救助するまでの安全確実性と所要時間を評価します

全力で泳いでいって、ヘアキャリー(髪を掴んで引っ張ってい
ます)であのスピードで泳げるなんて、さすが訓練しているだけ
の事はあります。 |
- 人命救助 <標準所要時間73秒 チームの持点300点>
3人(要救助者を含む。)1組でスタート地点から20メートル先の要救助者をチンプールで確保した後、クロスチェストキャリーで補助者のたぐり寄せるロープを利用して救助後、25メートル地点で水没しつつある要救助者(訓練人形)を水面に引揚げ、救助するまでの安全確実性と所要時間を評価します。

こちらは、人間。

こちらは、訓練人形。
途中、手を離してしまい、人形が沈んでいったチームが・・・。
おい、頼むぜ・・・

これを地上で引っ張っているのが、こちら。かなりの力が必要
と思われます。
写真の彼が友人です。
この競技では、要救助者を引き上げる時の手の組み方も規定があるそうで、
それで引っかかったチームが有りました。 |
- 水中結索 <標準所要時間120秒 チームの持点300点>
3人1組で、スタート地点から25メートル先の水中に沈めてある結索環に3種類の指定した結索をリレー方式で行い、その安全確実性と所要時間を評価します。

こんな格好してますが。あのロープ、水中ですぐに外せるように
なっているそうです。
このロープを水中で3通り(もやい結び等)の指定の結び方を
行います。その結ぶ時間の早いのなんのって(驚)。
ものの1〜2秒です。 |
- 溺者救助 <標準所要時間43秒 チームの持点300点>
3人(要救助者を含む。)1組で、救助者及び補助者の2人が協力して小型救命浮環に救助ロープを結着した後、補助者が浮環をプール内に投下、救助者がスタート地点から25メートル先の要救助者の位置まで搬送し、これに要救助者をつかまらせ、補助者が救助ロープをけん引して救助するまでの安全確実性と所要時間を評価します。

競技用のテクニックなのですが、浮き環につかまっている人は
膝を曲げています。そうすると、引き波がおきて、後ろを泳ぐ
救助者が楽に早く泳げるそうです。
でもこれ、要救助者にぴったり着いていないと効果がないみた
いです。流石にトップになったチームは完璧でしたね。
反対に、要救助者から2m近く離れていたチームもありました。 |
- 水中結索救助 <標準所要時間102秒 チームの持点400点>
4人1組で、2人が水面と水中を交互に検索し、要救助者(訓練人形)を発見後水面に引揚げ、他の2人が対岸の救出地点まで協力して運んで泳ぎ、救助するまでの安全確実性と所要時間を評価します。
※時間がなくて、こちらの競技は見る事ができませんでした。
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これは、水中で競技の補助を行う部隊。
さすが、消防の大会。競技役員も一レース毎に隊列を組んで走って位置につきます。
通常の水泳大会とは一味違いますね、やっぱり。
今回は、とても貴重なものを見させてもらった感が有ります。
今年の関東、全国大会は見に行けませんが、来年は埼玉での開催なので見に行こうと思います。
今回の結果は下記でご覧になれます。
さいたま市ホームページ
関東大会は、7/16(金)神奈川県総合防災センター(厚木)
全国大会は、8/26(木)兵庫県立広域防災センター
にて開催されます。一度ご覧になってみてはいかがですか?
一般の方も入場できますよ。
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